2015年 10月 23日
縦樋くん達 |
若い頃務めていた事務所の所長に、よく言われました。
「縦樋の落とす位置で、その建築家の力が分かると・・・。」
雨樋には、横樋と縦樋があり、縦樋をどのよう落としていくか、
実は、難しい場合があり、職業柄、樋には敏感に反応してしまいます。
ヨーロッパの旧市街を歩いていると、
道幅が狭いので、いろいろな工夫がなされています。
歩道を見ると、雨水が歩道に広がらないように、
溝を作り、車道に流しています。
話は変わりますが、
後ろの壁の、三色構成も気になりませんか・・・・。
どちらにしても、縦樋が優先されています。
樋が破損されてしまうと、雨水が飛び散ってしまい、
歩いている人に迷惑がかかります。
水の処理は、古今東西、皆神経を使うのですね。
by bleis
| 2015-10-23 18:30
| 建築