2015年 12月 09日
光のデザイン |
住宅以外の建築は、どちらかと言うと、
その使用目的に沿った表情で、固定化させますが、
住宅は、目的自体に幅がありますので、
建築意匠で作りすぎるよりも、
自然体で気持ちよく感じる表情を醸し出せるほうが、
暮らしに馴染むのではないかと考えています。
そして、庭の緑はシルエットに変わります。
今度は室内の人工光がウッドテラスと軒天に反射して、外に流れ出てきます。
光のデザインとは、間接照明を仕込むことではなく、
光の反射や拡散を利用して、
ごく自然に、その時々の表情を作り出すことだと考えます。
暮らしとは、時間の流れの中で息づいており、
その時間の流れは、光の質の変化によって、感じるものです。
by bleis
| 2015-12-09 14:20
| ブライシュティフト住宅設計