2016年 01月 16日
「家型」の建物 |
三角形の屋根を持った家が並んでいる様は、
家型のファサードを持った建物が軒を重ねて建っています。 ここは、ノルウェー第二の都市ベルゲンにあるブリッゲン地区です。 都市と言うより町ですね。
ベルゲンは港町で、ハンザ同盟の在外4大拠点の一つでした。 特にドイツのハンザ商人達が、北方の漁師との交易をしていたようです。 ちなみに、ブリッゲン地区は世界遺産になっています。
フィヨルド海岸を利用して作られた港町です。イギリスからの客船がここに立ち寄り、 フィヨルド海岸巡りに出発していきます。
実は、ノルウェーに感染した黒死病(ペスト)は、 イギリスの船によって、 この町ベルゲンに運ばれました。
何となく、可愛らしいですね。
このようなファサードを持った建物を、
最近の建築界では、「家型の建物」と呼びます。
フラット屋根の建物は、「箱形の建物」と言います。
雨の少ない乾燥地帯をのぞけば、
古今東西、家の屋根の原型は、三角帽子の屋根です。
それが、時代の流れで、特に近代から現代に掛けて、
屋根の形がフラットになっていきました。
施工技術の進歩によるものですですが、
木造の建築は、やはり勾配屋根にこしたことはありません。
10年、20年、そして30年先のことを考えれば・・・。
ブライシュティフト設計の「家型」の住宅です。
4人家族28坪の可愛い住宅です。
by bleis
| 2016-01-16 10:18
| ブライシュティフト住宅設計