2016年 01月 23日
神奈川県立近代美術館(鎌倉館) |
事務所皆で、神奈川県立近代美術館(鎌倉館)に行ってきました。
ファサード構成は、 近代建築を絵に描いたような建物ですね。 1階展示スペースピロティーからの景色です。 この景色の切り取り方は、日本建築そのものです。 主構造のH型鋼の柱と、真壁扱いの大谷石の壁、 その上にはアスベスト版で覆われたマスが乗っています。
日本建築が、近代建築の構成要素を持っていたことが、 よくわかります。
この1月で閉館になるので、
平日にも関わらず、チケット売り場は行列ができていました。
鶴岡八幡宮境内に入ったのは、大学の頃でしたので、
何と40年前のことです。
この建物は1951年完成ですので、サンフランシスコ講和条約の前年です。
まだ、進駐軍の占領の中での建設でしたので、
きっと、建設資材などは様々な統制があったのでしょう。
そのことで逆に、各部位の材料選定に於いて、シンプルな選択が出来、
近代建築の中に、日本建築的な良さが作り出せたと、
勝手に解釈してしまいました。
by bleis
| 2016-01-23 15:12
| 建築