2016年 03月 24日
キッチンを作る、三段論法 |
キッチンは、食事を作るだけではなく、
居間食堂に対して、オープンキッチンです。 コンパクトに見えますが・・・・・
実は奥に深く、 その奥には洗濯機が置かれ、ユーティリティー機能も持っています。
キッチンの奥は、予備室につながり、 その予備室はLDKスペースに抜ける回遊動線を作っています。
写真右側に小さく見えますが、 スロップシンクも取り付け、 その足下の配管を隠しつつ、収納にしています。
ちなみに、この予備室は、 家事室にも客人の宿泊室にもなります。
コンパクトなオープンキッチンです。
表向き小さく作っていますが、 隠れたところにパントリーがあり、かつ、洗濯機も置かれています。 さらに、その奥には、ホールがあり、
そして、その奥にサニタリーが見えています。
キッチン、パントリー、ホール、サニタリー、 全て、引き戸で仕切ることができます。
ホールは階段ホールを大きく造り、 そこに、洗濯物を室内干し出来るようにしています。 そのための、トップライトも作りました。 ちなみに、窓は、床から低めに作り、
外から、洗濯物が見えにくくしています。
階段ホールから裏動線で、 パントリーを抜けキッチンへ行くことができます。
食器の収納場所、食材など食にまつわる様々な物を収納するパントリー、
調理の際に出る様々なゴミの処理、そして一時置きの場所。
ユーティリティーの機能を併設するのであれば、
洗濯機やスロップシンクの設置場所、
そして、洗濯に絡む、洗剤、タオルなどの収納場所、
沢山の物を置いて、細々とした物を収納する場所にもなります。
しかし、収納する場所でありながら、納戸とは違い、
日常の生活の中で、常に生活の動きが続く場所でもあります。
動くと言うことは、
キッチン以外の場所とも関係を持たせ、
家事がスムーズに流れるよう、家事動線を考えることが大切になります。
キッチンは動きのある場所。
動きがある場所は、家事動線を考えて設計する。
つまり、キッチンは家事動線を考えて設計する。
キッチンを作る、三段論法でした・・・・。
by bleis
| 2016-03-24 11:33
| ブライシュティフト住宅設計