2016年 03月 27日
何を撮影しているの・・・? |
職業柄、旅行と言えば、
倉敷の街並です。 何気ない塀ですが、4層構成になっています。 足下は御影石、その上が焼き杉の板張り、さらにその上は土壁です。 そしてその上に、瓦がのっています。
色合いと言い、素材感と言い、美しいですね。
ローマの裏道です。 古代ローマ時代の遺跡を挟んで、建物を建てています。 数千年の歴史が現代に流れています。
その歴史を考えると、とにかく圧巻です。
南イタリア、アマルフィの街並です。 よく見ると、道を挟む両側の建物は、 空中で、幾つものアーチ状のブリッジで繋がっています。
耐震的に意味があるのでしょうか・・・・?
ウィーンの裏道です。 黄色い建物は、創業270年のウィーンで一番古いホテルで、 昔は、大司教がウィーンで滞在するための建物でした。
この建物の奥、隣の建物は、 モーツアルトが一時期暮らし、 この家で「フィガロの結婚」を作曲しました。
歴史の中に、文化の重さを感じずにはいられません。
街並や建築を見に行くことになってしまいます。
何気ない街並や建物に、気持ちが傾きます。
普通、誰もカメラを向けないところを、カシャ、と撮影してしまいます。
待ち歩く人に、「何を取っているの・・・?」、と不思議がられます。
by bleis
| 2016-03-27 12:06
| 建築