2016年 07月 08日
LDKの生活動線を考える |
延べ床面積27坪の家の2階の間取り図です。
2階の床面積は約14坪です。
家族構成は夫婦、お子さん2人です。
建物が建て込んでいる住宅地は、
採光条件の良い2階にLDKを置くことがほとんどで、
この家の場合も、2階フロアーをLDKと小さな和室コーナーとし、
1階に、寝室、子供部屋、サニタリーを置いています。
1階から階段を上がると、動線は3方に分かれ、
右に行くと居間、左は食堂、直進はキッチンへと進みます。
キッチンに入ると、そのまま家事コーナーの横を抜け、
食堂へと進めますので、キッチンを中心にした回遊動線になっています。
図面ですと、階段によって、居間と食堂が分かれているように見えますが、
室内空間としては天井が繋がっていますので、
2階は一つの広いスペースになっています。
それでいながら、居間と食堂は、
付かず離れずの関係が作られていることになるわけです。
南側テラスは、食堂からも出られますし、居間からも出入りできます。
このテラスの南側に隣家が迫っており、
テラスの壁を立ち上げることで、食堂からは隣家を見なくて済みます。
西側は、道路になっていますので、壁ではなく手摺とし開放しています。
3帖和室は、襖戸を開け放つと、居間と繋がる一つの空間となり、
閉めれば、一人がゆっくりと寝られる落ち着いた部屋になります。
さて、洗濯機をどこに置くかは、それぞれの家族で違ってきますが、
この家は、洗濯機を1階のサニタリーに置かず、2階キッチンに置いています。
そのことで、家事の動きに無駄をなくしています。
つまり、2階で洗濯をし、そのまま2階のテラスで干し、
洗濯物を取り込むと取り敢えず2階の和室に置きます。
さらに、その和室で洗濯物を畳んだり、アイロン掛けをし、
そして、1階に下りる際に、1階の個室へと運ぶことになります。
ちなみに、トイレですが、
居間から一歩奥に入り込んだ目立たない位置に設けています。
by bleis
| 2016-07-08 16:34
| ブライシュティフトの間取り