2009年 05月 31日
外装より内容 |
日曜美術館は、建築家ウィリアム・ヴォーリズ。
住宅設計をしている私にとって、見逃せない番組だ。
明治にキリスト教の伝道師として来日した英語教師。
後、建築家として大正、昭和と建築をつくり続けているのだが、
我々の大学時代の近代建築の講義では、
ヴォーリズに触れることは無かった。
大学の意匠系建築教育は、作品性が特化してしまう。
彼のような、人に優しい建築を作る建築家は、教育の対象外だった。
彼の設計した住宅の玄関扉は、全て内開き。
来訪者を優しく招き入れる。
私も今まで数軒、内開きの玄関を設計している。
日本の住宅は面積や扉下端の納まりを考えて、
外開きが一般化しているが、やはり玄関扉は内開きが良い。
・・・・・私の家は、実は外開き。当時、内開きにする勇気がなかった。
今だったら、迷わず内開きにするのだが・・・・・。
彼の言葉に、
「建物の品格は、人間の人格のごとし。
外装より、その内容にある」と。
建築は形として表現されるので、
どうしても、ビジュアルから入り込んでしまうが、
常に生活(内容)から発想することを、忘れたくないものだ。
住宅設計をしている私にとって、見逃せない番組だ。
明治にキリスト教の伝道師として来日した英語教師。
後、建築家として大正、昭和と建築をつくり続けているのだが、
我々の大学時代の近代建築の講義では、
ヴォーリズに触れることは無かった。
大学の意匠系建築教育は、作品性が特化してしまう。
彼のような、人に優しい建築を作る建築家は、教育の対象外だった。
彼の設計した住宅の玄関扉は、全て内開き。
来訪者を優しく招き入れる。
私も今まで数軒、内開きの玄関を設計している。
日本の住宅は面積や扉下端の納まりを考えて、
外開きが一般化しているが、やはり玄関扉は内開きが良い。
・・・・・私の家は、実は外開き。当時、内開きにする勇気がなかった。
今だったら、迷わず内開きにするのだが・・・・・。
彼の言葉に、
「建物の品格は、人間の人格のごとし。
外装より、その内容にある」と。
建築は形として表現されるので、
どうしても、ビジュアルから入り込んでしまうが、
常に生活(内容)から発想することを、忘れたくないものだ。
by bleis
| 2009-05-31 21:32
| 住宅