2010年 01月 22日
長期優良住宅 |
ブライシュティフト・・・・・第1号。
長期優良住宅の認定を受けた住宅が2月に着工する。
「長期優良住宅の普及の促進等に関する法律」は、
去年の6月4日に施行されたばかりの法律。
建築基準法のように、義務化されている法律ではないが、
この認定を受けると、建て主が、融資の面で優遇措置が受けられるメリットがある。
認定基準の内容は、
品格法の評価ツールである住宅性能表示制度。
そこに盛り込まれた「建物の長寿命化」にかかわる部分、
構造の安定、劣化の軽減、温熱環境、維持管理への配慮が、
認定基準となっている。
上記の技術的な事に関しては、
いつもブライシュティフトで行っていることに、プラスαする程度であったが、
温熱環境の等級4「次世代省エネルギー基準」をクリアーするのに、
設計作業と申請作業の両方に、時間が費やされた。
この「次世代省エネルギー基準」は、
性能規定と仕様規定の二つのどちらかをクリアーすれば良い。
簡単に済ますのであれば、仕様規定でクリアーすれば良いが、
小屋裏の断熱材の厚さが、必要以上に厚くなり、
北側斜線との取り合いで、物理的に難しくなる事がある。
その時は、性能規定でクリアーする事に。
ただしこの性能規定、Q値計算をしなければならない。
申請に出さないのであれば、今までも行った事があるが、
申請に出すとなると話が違ってくる。
計算内容について、申請検査機関の質疑の嵐が降ってくる。
申請機関もまだ慣れていないと見え、
お互いに、手探り状態の質疑、応答が繰り返された。
初めて、検査機関に事前相談に行って言われたこと、
「設計事務所で、本当に申請するの〜・・・・・・?」
数ヶ月のやり取りを経て、無事、認定取得。
建て主の方には、とても感謝されたが、
色々な要件が満足されて、はじめて申請出来るものだと思っている。
安易には引き受けられないが、
条件が満足されれば、今後の時代の流れとして、
設計事務所も、ノウハウを持たなければならないだろう。
しかし、しかし・・・・・・本当に良い住宅とは、
技術的なスペックを上げるだけでは、成り立たないと思っている。
精神的な心地よさ、ここの部分を家づくりの基本として、
暮らしから考えたプラン、心地よさを生む空間のプロポーション、
そこに設計のエネルギーを注ぎ込んでこそ、
長く慈しみながら、暮らす事ができる家がつくられる。
長期優良住宅の認定を受けた住宅が2月に着工する。
「長期優良住宅の普及の促進等に関する法律」は、
去年の6月4日に施行されたばかりの法律。
建築基準法のように、義務化されている法律ではないが、
この認定を受けると、建て主が、融資の面で優遇措置が受けられるメリットがある。
認定基準の内容は、
品格法の評価ツールである住宅性能表示制度。
そこに盛り込まれた「建物の長寿命化」にかかわる部分、
構造の安定、劣化の軽減、温熱環境、維持管理への配慮が、
認定基準となっている。
上記の技術的な事に関しては、
いつもブライシュティフトで行っていることに、プラスαする程度であったが、
温熱環境の等級4「次世代省エネルギー基準」をクリアーするのに、
設計作業と申請作業の両方に、時間が費やされた。
この「次世代省エネルギー基準」は、
性能規定と仕様規定の二つのどちらかをクリアーすれば良い。
簡単に済ますのであれば、仕様規定でクリアーすれば良いが、
小屋裏の断熱材の厚さが、必要以上に厚くなり、
北側斜線との取り合いで、物理的に難しくなる事がある。
その時は、性能規定でクリアーする事に。
ただしこの性能規定、Q値計算をしなければならない。
申請に出さないのであれば、今までも行った事があるが、
申請に出すとなると話が違ってくる。
計算内容について、申請検査機関の質疑の嵐が降ってくる。
申請機関もまだ慣れていないと見え、
お互いに、手探り状態の質疑、応答が繰り返された。
初めて、検査機関に事前相談に行って言われたこと、
「設計事務所で、本当に申請するの〜・・・・・・?」
数ヶ月のやり取りを経て、無事、認定取得。
建て主の方には、とても感謝されたが、
色々な要件が満足されて、はじめて申請出来るものだと思っている。
安易には引き受けられないが、
条件が満足されれば、今後の時代の流れとして、
設計事務所も、ノウハウを持たなければならないだろう。
しかし、しかし・・・・・・本当に良い住宅とは、
技術的なスペックを上げるだけでは、成り立たないと思っている。
精神的な心地よさ、ここの部分を家づくりの基本として、
暮らしから考えたプラン、心地よさを生む空間のプロポーション、
そこに設計のエネルギーを注ぎ込んでこそ、
長く慈しみながら、暮らす事ができる家がつくられる。
by bleis
| 2010-01-22 17:57
| 仕事