2015年 12月 03日
第2弾・・洗面・浴室も居心地良く |
洗面・浴室も居心地良くの第2弾です。
そもそものサニタリーの意味は、「衛生上の」「衛生的な」の意です。
まあ、文言の意味は置いといたとしても、
洗面・浴室・トイレは、衛生的でありたい、と誰でもが思います。
私の中では、
衛生的であるには、室内が明るいこと。
このことが、一義的なこととして、大切なことになります。
ホテルや商業施設などでは、ムーディーなトイレや洗面浴室がありますが、
住宅では、自分の健康状態も、その場でチェックすることもあります。
そうであれば、やはり、それなりの明るさと清潔感が欲しくなりますよね。
洗面台には洗面台としての最適な高さがありますので、
躊躇せず段差を作りましたが、天板の素材を違えました。
洗面台の照明は、乳白色のグレアレスルーバーを仕込んだ間接照明とし、
光を柔らかく拡散させています。
天井に取り付いている物体は、照明ではありません。
スルスルと、物干バーが降りてきます。
窓が大きく取れたために、昼間は自然光で明るい洗面室です。
左側の棚下は、全てリネン収納になっています。
そのために、洗面室にいても、庭の景色と明るさをもらうことが出来ています。
右側のリネン収納の下には、バスタオル掛けバーが二本取り付けてあります。
サニタリーは、清潔感のあることがマストですが、
それと同じように、生活に則した使い勝手の良さが問われます。
設計者としては、かなり高度な設計部位だと思っています。
by bleis
| 2015-12-03 15:13
| ブライシュティフト作品