2015年 12月 21日
変幻自在に変化する |
「無窓の居室」・・・建築基準法の文言にあります。
階段室にトップライトを設け、 自然光が入るようにしました。一部の壁が無くなり、寝室や子供部屋とつながります。 こうなると、光も射し、風も抜けるスペースになります。 写真右側、壁が無くなったところ、 上段だけが、また塞がりました。 下段だけを閉めると、光と風を通しながら、 部屋の中の全容は見えません。
文字のまま、窓がない居室のことを言います。
ここでは、居室ですので、廊下や階段など、
一定時間を滞在しないスペースは含まれません。
間取りを考えていると、居室よりも廊下や階段などで、
外壁に面しないスペースが生まれるときがあります。
そうなると、窓が無いわけです。
廊下や階段であっても、風が抜けて、光が射す、
そんなスペースにしたくなるときが、多々あります。
小さな引き戸の開け閉めで、風が抜け、
トップライトからの光が、寝室や子供部屋に届けられます。
日本建築独特の引き戸のローテクな工夫で、
変幻自在に階段室は変化します。
このような工夫が、住宅のデザインではないでしょうか。
by bleis
| 2015-12-21 11:15
| ブライシュティフト住宅設計