2016年 02月 08日
外と内を繋げる、玄関廻り |
家づくりをする中で、
エントランスポーチが一段高くなっており、 そこを可愛い花々で囲い込み、 ポーチとしての領域をきちっと作り込んでいます。
扉を開けると、 エントランスポーチの鈍色天井が、 玄関内部につながってきます。 天井がつながることで、出入りの流れを作っています。
玄関の中に入り、三和土に立つと、 庭のウッドテラスにつながるように、 窓が作られています。
写真左側にはFIXガラスの袖壁を境にして、 居間が見え隠れしています。 当然、引き戸によって、玄関ホールと居間は仕切ることが出来ますが・・・。
エントランスを含め、玄関廻りを、
その家の顔と考える、たくさんの方がいます。
確かに、日本の場合は、そこで履物を履き替える習慣があり、
物理的にも精神的にも、外と内を明確に分ける場所であるが故に、
玄関廻りは、それなりに意味のある場所になります。
外から見た印象も大切ですが、
中に入った際、外と内を繋げる中間領域として、
どのように空間が展開していくかが、実はとても大切なことです。
住宅の設計は、玄関一つとっても、
一つ一つを丁寧に作り込んでいくことが大切になります。
by bleis
| 2016-02-08 11:06
| ブライシュティフト住宅設計