2016年 07月 16日
収納室を通過動線にする |
日本のほとんどの住宅は、
寝室からサニタリースペース(洗面室・浴室)に行くのに、
廊下や、その他のスペースを通り抜けて行くことになります。
欧米に住宅のように、
寝室からサニタリースペースに直接行くことができると、
それはそれで便利だと思います。
かつ、寝室とサニタリースペースとの間に、ウォークインクロゼットを挟み込むと、
生活動線は、さらに使い勝手がよくなると考え、
そのような間取りを持つ家を造りました。
とは言っても、寝室経由でしかサニタリースペースに行けないのは困りますので、
廊下からも、洗面室に行けます。
もう一つ、
この家は、玄関ポーチから玄関内部へのアクセスの他に、
玄関収納へのアクセスがあり、
その玄関収納から、玄関ホールへと進むことができます。
ウォークインクロゼット、玄関収納、
二つの収納室には二方向の生活動線が作られています。
普通、収納室は行き止まりの部屋ですが、
この家のように収納室が生活動線の一部になっていると、暮らし易くなりますし、
それ以上に、ゆとり感のある家になります。
部屋を広く取ることだけが、ゆとりある家を造るのではなく、
生活動線の作り方一つで、ゆとりのある家も実現できます。
by bleis
| 2016-07-16 18:24
| ブライシュティフトの間取り