2016年 09月 23日
「LDK=ワンルーム」・・・? |
新聞の折り込み広告の中に、
3階建ての住宅、LDKが2階にあり、 階段を挟んで居間と食堂が左右に分かれており、 キッチンは、居間と食堂のそれぞれからアクセスできます。
キッチンと家事コーナは繋がっていますが、 家事コーナとしての落ち着いたスペースになっています。 そして、その後ろにパントリー(雑収納室)が隠れています。

居間と階段室とは、硝子戸の引き戸で仕切られています。 写真左側にキッチンが見えており、 当然、引き戸を閉めて、隠すことが出来ます。

食堂側から階段室を見ています。 階段室への出入り口の右側の引き戸を開けると、 家事コーナー経由でキッチンと繋がります。

シンクの手前に小さな開口があり、階段室を見ることができ、 階段室上部にあるトップライトからの自然光に、目がいきます。 この開口も、不透明のガラスで仕切ることが出来ます。
必ずと言って良いほどに、集合住宅の広告があります。
各住戸の平面構成を見ると、
オープンキッチンが好まれる昨今、
LDKはワンルームとして一つの空間として作られています。
常に目にする間取りの情報が、
このように「LDK=ワンルーム」となっているために、
それが一般解として理解されてしまっていますが、
それぞれの家族の暮らし方によって、
必ずしも「LDK=ワンルーム」にする必要はありません。



それぞれのスペースが独立しているために、
落ち着いた「場」を作っています。
また、冷暖房の使用に際しても、
暮らしに則して効率良く使用することが出来ますし、
さらに、調理時、キッチンから出る臭いを拡散させずにすみます。
LDKをワンルームにするしない、それぞれ、長所短所はありますが、
情報によって刷り込まれてしまっている方法以外にも、
それぞれの家族にあった間取りの構成が、必ずあります。
by bleis
| 2016-09-23 11:40
| ブライシュティフトの間取り