2016年 12月 10日
ノーベル賞晩餐会会場・・美しい建築です。 |
スウェーデン時間、12月10日の夜、
海からの遠望です。やはり海から観ています。 一層目は列柱になっており、今で言うピロティーになっています。列柱で構成されたピロティーの奥は、中庭です。 基壇とピロティーの関係も絶妙です。晩餐会が開かれる「青の間」です。 写真正面の階段から人々が降りてきます。 女性がロングドレスで降りてくる際に、 ドレスの裾が気にならない程度の、蹴上げ高さにしたそうです。「青の間」のレンガ積みの壁面です。 新築当初はこの上から塗装をするはずでしたが、 レンガ積みがあまりにも奇麗だったために、そのままにしたそうです。「青の間」1層部分の列柱の柱頭です。 レリーフが奇麗ですよね・・・・。 柱頭下端4つの突起物、ボルトのナット形状に見えるのは私だけでしょうか?
それぞれの部屋によって、柱の形状が違います。 2本の柱、縦ラインの刻みが違います。そして柱頭の形も。黒い石で作られた柱、2本に見えますが実は4本です。 柱脚、柱頭は、白い石で作られています。
ノーベル賞授賞式の晩餐会が開かれます。
毎年この時期になると、特に日本人の受賞者がいると、
その模様の一部が放映されますよね。
その晩餐会の会場は、ストックホルム市庁舎「青の間」です。
建築家村野藤吾が絶賛したその市庁舎、
どこから観ても、そして細かなディテールも含め、本当に素晴らしい建築です。
設計者は、建築家ラグナル・エストベリです。
ノーベル賞の授賞式晩餐会を開くに価する建築です。
これぞ、レガシーです。
by bleis
| 2016-12-10 17:07
| 建築