2017年 01月 30日
侮れない、トイレの位置 |
家の中で、24時間、いつでも使う可能性のある場所と言えば・・・。
それは、トイレではないでしょうか。
ほかの場所は、ほとんどの場合、自分の意志によって行き来することになりますが、
トイレだけは、自分の意志とは別に、自律神経の指令によって行くことになります。
特に、小さいお子さん、そしてある一定以上の年齢を重ねた家族が居る場合、
トイレを使う時間帯の幅が、広がることになります。
そのように考えると、
家の中でのトイレの位置決定は、それなりに、重要なファクターになります。60歳代のご夫婦が暮らす家です。 玄関より下がパブリックゾーン(LDK)、 上がプライベートゾーン(寝室・洗面浴室)です。 さて、トイレをどこに置くか、 LDKと寝室の両方から使い易い位置に、と考え、 その中間の位置に置いています。 そして、玄関からは直接見えない位置に・・・・。
そして更に、生活に対して深読みをし、トイレと洗面室は廊下から別々に侵入でき、 更に、洗面室からもトイレに入れるようになっています。 便器に対して横からの侵入ですので、不測の場合の介助もし易くなります。 そして、洗面室との境は、2枚の引き戸としており、 通常は1枚を固定にして使いますが、 更に介助の幅を広げたい時には、2枚の引き戸を取り払うこともできます。
by bleis
| 2017-01-30 11:53
| ブライシュティフトの間取り