2017年 03月 10日
小さなエントランスポーチ |
都市部の小さな敷地に家を建てると、当然、門などはなく、
場合によっては、玄関が道路の横にくることがありますが、
そんな時には、ほんの少しの工夫をすることで、
さり気ない雰囲気を持った、その家の顔になることがあります。
建物の一部を三角形に切り取り、 そこを、エントランスポーチとしました。 どちらから来ても、鈍角の侵入路となり、 スムーズに誘い込まれます。

ポーチの上には2階が張り出ており、 キャノピー(ポーチ上の庇)の役割をしています。
ポーチ床のタイル張りですが、 まず、道路L型側溝に対して並列にタイルを一列に並べ、道路との縁を切り、 それ以降のタイルは、玄関に向かって貼っています。
そのことで、ポーチとしての「場」が生まれると共に、 玄関扉へ向かう方向性も生まれます。 タイルの貼り方で、ちょっとしたことが表現できます。


by bleis
| 2017-03-10 12:07
| ブライシュティフトの間取り