2017年 05月 21日
階段の閉塞感を拭い去る |
階段の形式には幾つかあり、
下がり口、その正面に窓をつくり、 視線が外に伸びるようにしています。
この窓の内側の掃除ですか・・・? 窓左側に、室内(寝室)から階段室をのぞくことができる開口があり、 そこから窓ガラスを拭くことができます。

トップライトからの光が、階段室を明るくします。 また、トップライトの左側は、居間になっており、 そこから階段室をのぞくことができます。

階段室の吹き抜けが1階の吹き抜けとつながり、 そこからの明るさが間接光として、 階段室の閉塞感を無くしています。
吹き抜け正面上部の左側に開口があり、 そこから(子供部屋)階段室をのぞくことができます。
行って来いの階段、鉄砲階段、螺旋階段などがあります。
その中の鉄砲階段は直線の階段のことを言い、
下がり口と上がり口が、直線上に見えることになります。
さらに、その階段が、他の空間の中に同居している場合と、
階段独自の空間、階段室として存在する二つのパターンがあります。
階段室として独立した空間を作る場合、
ともすると、閉塞感の強い空間になってしまうことがあります。


一つ目、視線軸の先に自然光を意識させる。
二つ目、2階のスペースから階段室をのぞくことができる。
この二つの操作によって、空間に流れを作ることになり、
よって、階段室の閉塞感を拭い去ることになります。
by bleis
| 2017-05-21 18:16
| ブライシュティフト住宅設計