2017年 07月 13日
堀商店のレバーハンドル |
ブライシュティフトでは、全ての家の設計で、
左上からMCR、左中がLFR、その下がTDR4 右側がMCSです。
さらに、その家の開き戸全てのノブを、
堀(HORI)商店のレバーハンドルを使用しています。
これは、大学卒業後に勤めた林寛治設計事務所の仕様を、
そのまま継承し今に至っています。
吉村順三設計事務所から林寛治設計事務所へ、
そしてブライシュティフトへと流れています。
当然、私の事務所や自宅でも、堀のレバーハンドルを使用しています。
このレバーハンドルはLBRで、上記写真のLFRより小振りで、 ほとんどの家の室内のハンドルで使用しています。 ちなみにセットバックは51ミリです。

框戸の場合はセットバック38ミリを使い、 縦框の見附寸法を76ミリとし、 框の中央にハンドルが位置するようにしています。

浴室の檜の框戸ですが、 色合いを合わせるために、BF(黄銅磨き)仕上げのものを使っています。 新品のときの艶は無くなりますが、 使い込まれると、何ともいえない風合いを醸し出します。



今回のお目当ては、MCSのレバーハンドルです。
いつも使用しているMBRよりもさらに小振りで、 形状はMCRに似ています。 ハンドルの長さは約75ミリで、 手の指の中三本で握れる寸法です。
吉村順三がこのMCSのBF(黄銅磨き)を好んで使っていたそうで、 その復刻版とのことです。
トイレの扉などは扉幅を60センチ前後の寸法でつくることもあり、 その場合は、小さなレバーハンドルの方が、 バランスよく納まります。

by bleis
| 2017-07-13 16:45
| ブライシュティフト住宅設計