ソファーベンチをつくる時 |
作り付け家具と、置き家具の二種類があります。
住宅を設計する中で、そこで暮らす長い生活を考えた場合、
そのどちらの選択肢が良いのか、考えることが必要になります。
どちらかというと、収納家具の場合は作り付けが便利で、
椅子や机そしてテーブルなどは、置き家具とし、
少しずつ変化するライフスタイルに合わせて、
それらのレイアウトを変えることができると、
単調な生活に楽しさが生まれるように思います。
しかし、そう言いながらも、ごく希に、
作り付けのソファーベンチを作ることがあります。

仕事の打ち合わせ室のソファーベンチです。
余談ですが、ベンチシートの際のテーブルは、2本足もしくは1本足が原則です。
そうでないと、座る際に、テーブルの足が邪魔になりますので・・・。

食堂のソファーベンチで、その繋がりに家事コーナーが作られています。
またまた余談ですが、丸テーブルの足は、中央の1本足が原則です。
丸テーブルの利点は、テーブルのどの位置にでも座れることですので・・・。

食堂の一画に作ったお昼寝用のソファーベンチです。
ベンチの上の天井を斜めに下げ、包まれ感を作り、
落ち着いたスペースにしています。

庭に向かって正対したソファーベンチです。
写真左側が食堂ですが、ソファー背もたれ上部の壁を高めにしているので、
座ったときの落ち着きが得られます。
暮らしに対して、
ソファーベンチの位置が、絶対的な位置として確信できる場合にのみ、
このように、ソファーベンチを作ります。
手前味噌ですが、どれも落ち着いて見えますよね・・・・・。